公的機関や政府機関、国際社会からたくさんの食糧や医療物資が送られています。しかし、それらの多くは、空港で止められている状況です。すべての物資を配布できません。街は完全な壊滅的な状態で、インフラは津波によって破壊し尽くされているので存在しません。空港からは、あらゆる物資を輸送することができない状況だ。物資を被災者に分配するのにトラックが必要だ。たとえば、メダンからトラックを借りる必要があったり、自分達で燃料を運ぶ必要があったりというように。そこではなにも手に入らないのである。
ロクスマウェからバンダアチェにかけての海岸線沿いには、多くの一時的に建てられたシェルターや難民キャンプがある。バンダアチェの少なくとも50のキャンプには、今日まで外部からの支援は全く届いていない。各キャンプには約1500人が生活している。そのほとんどが子供である。
現在スマトラ・ホープは、メダンにおいてアチェと北部スマトラの地震及び津波への人道支援について、食糧、インフラ、衛生の3つのテーマに焦点を当てた3ヶ月計画を立てている。
1月:最優先は食糧で、現地の人々に届くようにすること。
2月:最優先は依然食糧だが、特に清潔な水に焦点を当てたインフラ整備にも取り組んでいく。
3月:インフラが最優先。健康状態については3ヶ月間では最優先とはしないが、それについても対処する予定でアル。問題なのは、どこで医師を確保できるかが全くわからないことである。医療物資だけでなく、医師や看護師すべての医療装置が必要とされている。
アチェ州に救援スタッフが入ってから15日目になります。現在、ロクスマウェで物資配給を行っています。人々は、雨期のため、テントは水浸しになり、そのため衛生状況も悪く、困難な生活を強いられています。子どもの中には、傷口がうんでしまい破傷風になり、場合によっては切断を強いられています。将来的には、義足の線なども必要でしょう。アチェはもともと政府からの支援が不十分だったことにより、津波の威力もさることながら、建物そのものが壊れやすかったといえるでしょう。そのため、建物の下敷きになった人々の救済作業が難航しています。現場は、異様な臭気に覆われている感じです。そのため、支援者の中にも具合を悪くする人がでてきており、支援者のケアーも必要だといわれています。SUMATRA HOPEの派遣スタッフの女性もあまりの惨状に体調を崩したので、男性スタッフと交代することになりました。インターバンドのみなさんからの支援金は、現地で医薬品や衣料品、食糧の調達に役立たせていただきます。本当にありがとうございます。
(SMATRA HOPE事務局)