今回の授業の準備を通して、カンボジアの歴史など改めて勉強することが多くあり、また学生のレポートから気づかされる点も多々ありました。
普段は考えない当たり前の平和。それをどのように創り、守っていくのか。
より多くの人と一緒に考える時間はこれからの私たちにとって、とても大事な時間なのかもしれません。
こんにちは!学生インターンの大学4年の清水拓人です。7月18日に金沢星稜大学で行った平和教育授業について報告させて頂きます。教育学部の1年生を対象に、国際教育の時間を1時間頂き、SDGs の16番 「平和と戦争」 をテーマに授業をさせていただきました。授業内容は、インターバンドが現在取り組んでいるミャンマー問題(紛争発生の歴史的背景と現状)についてと、カンボジアのポルポト政権前後の歴史、及び、インターバンド理事の阪口直人がこれまで取り組んできたカンボジアでの紛争後の平和作りについて、そして大学生の立場でどのようなアクションを起こすことが出来るのかについてです。カンボジアについての講演では、中田さんにまつわる絵本の輪読をした後、阪口理事にUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)時代にどのように選挙監視活動を行っていたのかをお話し頂きました。
平和と紛争というテーマは、学生にとってはこれまであまり考えたことのなかった題材のようで、真剣に話を聞いてくれました。
学生からは
「民主主義を守るためには選挙に参加し自分の考えを示すことが重要である」
「将来教師になる者として、子どもたちに世界の問題に目を向けてもらえるように教育していきたい。過去だけでなく、未来、これからの社会を考える授業をしたい」
「国民を守るはずの軍が国を分断していることに驚いた。武力ではなく話し合いで、軍と民主派勢力の争いを解決してほしい」
という反応を頂きました。